行動経済学を勉強しよう(感応度逓減性)
感応度逓減性とは?
全体の母数の大きさによって、同じ金額を大切に扱ったり邪険にしたりと、勝手にその価値を変えてしまうこと。
行動経済学まんが ヘンテコノミクス より
長年使っていたドライヤーが壊れたお兄さん
ある日、お兄さんは長年使っていたドライヤーを壊してしまいました。
新しいドライヤーを探していると、前から欲しかったドライヤーが5,000円で売られるチラシが入っていました。
そして、お兄さんはチラシの入っているお店へ向かいました。
そろそろお店へ到着するという、その時!!!
なんと、今いる場所から少し遠くの場所で同じドライヤーが4,700円で売られるチラシを配っていたのです!
お兄さんは少し遠回りになりますが、4,700円のドライヤーを買いに行くことにしました。
そして、無事ドライヤーを買い、300円の得をしました。
また別の日、お兄さんはコンポで音楽を聞いていたのですが、そのコンポがどうやら壊れたみたいです。
この前ドライヤーが安かったチラシを見ると、前から欲しかったコンポが195,000円で売られていました。
お兄さんは同じようにチラシのお店へ向かいました。
そろそろお店へ到着するという、その時!!!
なんとまた、今いる場所から少し遠くの場所で同じドライヤーが194,700円で売られるチラシを配っていたのです!
しかしお兄さんは少し遠くの場所で買わずに、今いるお店で買いました。
あれ?同じ300円なのに……
この話のポイント
同じ300円なのに、母数が大きくなると300円の価値が変わってしまった。感想
この話、今のネットで買える世界では想像しにくいですが、5,000円のものは当日で、4,700円のものが1ヶ月先に届きます! ってのと
195,000円のものは当日で、194,700円のものが1ヶ月先に届きます! だと個人的には納得しました。
というより、高価なものはすぐに欲しいといった働きもどこかにあるのかも知れませんね。

- 作者: 佐藤雅彦,菅俊一,高橋秀明
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
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