指摘のやり方
「ホウレンソウを行え!」と言う人に限って「ホウレンソウが行いにくい場」を作ってる感じがすごくしますね。
そもそも、報告も連絡も相談もチームとして動いているのであれば、自然と実行されているはず。
しかし、わざわざ口にして「ホウレンソウを行え!」という発言が生まれるのは、「ホウレンソウを行いにくい場」だから出てくるんだと思うんですよね。
ちなみに私が感じる「ホウレンソウの行いやすい場」は「失敗をすぐに報告できる場」だと思っています。
で、その「ホウレンソウの行いにくい場」にしている原因の一つに指摘のやり方があると思うんですよね。
特によく見る指摘のやり方として、行った相手の行動や考えに対して、「否定・批判」しかせず、相手を「尊重」しない。
と、言うことを無意識にやっている人が多いのでは無いですかね?
「指摘なんだから違う部分を直すためには当たり前の事じゃない?」
みたいなこともありますが、「否定・批判」ばかり行われると、「成功体験」が無くなり、なにが正しいことなのか分からなくなります。
「ここが違う、ここをこうすればもっとよくなる」だけでは相手のやる気を削いでしまいます。
じゃ、どうすればいいの?
私はまずやった行動や考え方について、褒めます。
それから指摘内容を話し始めます。
そうすると相手は、「ここは良かったんだ、でもここは悪かったんだ」と、プラスとマイナスの感情を持つことが出来ます。
マイナスの感情だけではやる気を削いでしまいますが、そこにプラスの部分があると、気持ち的にはすごく楽になるんですよね。
しかし明らかに間違っている行動や考え方のときは、なぜそのことをしたのか詳しく聞きます。そして聞いた上で、意見します。(ちなみにこの意見は相手のことを知らないと、ただの批判になってしまうため、相手のことを理解した上で意見をしましょう。そのためにも日頃の雑談などが重要になってきます。)
で、結局なに?
指摘は指示の不備から生まれるもので、それで相手のことを否定・批判してはいけない。
相手を尊重し、自分も反省して、よい指摘をし、よい雰囲気で行動したい。
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